海外展開

【ラ・サール56期 現王園Vol.2】メルカリUS:eBayやFacebookといった大手競合とどう戦っていくか?

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現王園
とはいえ、CtoC取引市場に占めるメルカリの割合はまだまだ小さいです。

日本のメルカリですと、当時巨人だったヤフオクに向かっていったというイメージが強いと思いますが、アメリカの場合はeBayという巨人がいたり、FacebookもFB marketplaceというサービスをやっています。

こうした大手競合と比較すると、メルカリはまだまだ小さな挑戦者ですので、彼らに対してどう戦っていくかが鍵になります。
ですので、PMFは達成したけれども、まだまだグロースする余地はあるということですね。

 

実は、アメリカではメルカリのように、売り手と買い手のどちらもが素人で全てのジャンルでアプリ上で取引ができるというサービスは他にはないです。
eBayはどちらかというとヤフオクに近くて、プロの売り手が商品を売っています。


次に大きくなっているのが、FBのmarket placeですね。これは、直接売り手と買い手があって取引するタイプですね。メルカリと違ってアプリの中で決済は発生せずに、お金は会った時に買い手が売り手に直接払います。ですので、手数料ビジネスではないですね。

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吉永
日本でいう、ジモティーですかね?


現王園
そうですね。
クレイグリストも同じタイプで、こちらは老舗ですが、このクレイグリストとFB market placeがCtoC取引市場では圧倒的シェアを取っています。

いまだに、アナログに対面で価格の交渉もして、その場で商品をもらうというやり方が一般的です。
ですので、そこをどうリプレイスするかが鍵なのですが、日本と違って難しい部分が配送で、アメリカが広大すぎて配送料が馬鹿にならないほど高いとか、日本みたいに配送システムがしっかりしていないという違いがあります。


また、アメリカは商品注文のキャンセルが日本よりかなり多いです。アメリカはキャンセル文化で簡単にキャンセルします。
そういう点では、決済を自社で持っているのは、日本と比較すると意外と難しい話で、キャンセル率が高いとVISA、Mastercardなどクレジット会社からかなり怒られるんですね。

クレジットカード会社が払い戻しをしないといけないので、そうなると、最悪のケースでは、クレジット決済が出来なくなるリスクがあります。

そうしたリスクを抱えながらも、自社でしっかりと決済システムを構築できていることが、メルカリと他社の差別化で参入障壁に繋がっているかなと思います。また、CtoC取引に欠かせないのがカスタマーサポートで、ここに投資しているのも強みかと思います。

 

こちらは、メルカリUSの沿革です。

大きい転換点は、メルカリUSが立ち上がってから3年後に今のメルカリUSのCEOである、Johnが入ったことですね。彼が入ってから、組織が一気にアメリカの組織になりました。

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吉永
日本企業でアメリカに進出したい企業もたくさんあると思いますが、現状成功しているのは私が知る限りはSmartNewsとメルカリくらいかなと思うのですが、先ほどJohnさんがアメリカのCEOになったのが転換点とおっしゃっていましたが、やはり日本人がトップだとアメリカ進出は難しいのですかね?


現王園
そうですね。最初の立ち上げ期はわかりませんが、どこかのタイミングで、現地のお客様のことを深く理解でき、また現地のトッププレイヤーを採用・マネージメントできるCEOがジョインすることは必要だったと思います。

私はJohnが入社した直後に入社しているので、彼以前のメルカリUSを知らないので比較はできないのですが、ちょうど組織を現地化していこうというフェーズでした。

意思決定が日本語で行われていると、やはり現地のメンバーは意思決定に参加しづらいと思います。そうなると現地化しなくて、サービスもスケールしないです。

今は、彼が入って3年経ちましたが、アメリカの会社になったなと中に入っていて思いますし、意思決定も早くなりましたね


吉永
ありがとうございます。

【ラ・サール56期 現王園Vol.3】メルカリUSでの現地の人達とのコミュニケーション、働き方 に続く。

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